IQCODE - 短縮版
高齢者の認知機能低下に関する情報提供者質問票。情報提供者の報告に基づき、過去10年間の認知機能低下を評価します。
Medical Specialty:
神経学
医療従事者専用
この計算ツールは、医療従事者専用のサポートツールです。これは臨床判断に代わるものではありません。診断および治療に関する最終的な決定は、専門家の単独の責任となります。
この計算機について 💡
IQCODE(アイキューコード)は、「Informant Questionnaire on Cognitive Decline in the Elderly」(高齢者の認知機能低下に関する情報提供者質問票)の略であり、高齢者の認知機能の低下を評価するために広く使用されているスクリーニングツールです。ミニメンタルステート検査(MMSE)のように患者に直接実施されるテストとは異なり、IQCODEは、患者を少なくとも10年間知っている近親者、介護者、または友人などの情報提供者によって記入される質問票です。この質問票の基本的な前提は、現在のパフォーマンスを単独で測定するのではなく、経時的な認知機能の*変化*を評価することです。このアプローチは、個人の以前の教育レベルや基礎知能によって引き起こされるバイアスを最小限に抑えるため、特に有用です。質問票にはロングフォーム(26項目)とより一般的なショートフォーム(16項目)があり、情報提供者に対し、高齢者の現在の日常生活動作(最近の会話を覚えている、お金を管理する、新しいガジェットの使い方を学ぶ、日付や月を覚えているなど)の能力を、10年前の同じ作業のパフォーマンスと比較するよう求めます。回答は、「非常に良くなった」(1)から「非常に悪くなった」(5)までの5段階のリッカート尺度で与えられ、「変化なし」(3)が中立点となります。最終結果は項目スコアの平均であり、1から5の間のスコアになります。平均スコア3は知覚される変化がないことを示し、3を超えるスコア(特定のカットオフポイント、例えば3.22や3.45がしばしば使用される)は、軽度認知障害や認知症のような状態について、より詳細な診断評価の必要性を示す重大な認知機能の低下を示唆します。
基準値
- •平均スコア < 3.4: 認知症の可能性は低い。
- •平均スコア ≥ 3.4: 著しい認知機能の低下を示唆し、認知症の可能性が高い。さらなる臨床評価が推奨されます。
式
Calculation Methodology 合計スコアを16で割って平均を求めます。スコアが3.4以上の場合、認知症が示唆されます。
参照
Jorm AF, Scott R, Jacomb PA. Assessment of cognitive decline in the elderly by informant questionnaire. Int J Geriatr Psychiatry. 1989;4:35–9.